債務整理を検討している人にとっては、クレジットカードの支払も滞りがちに。数か月遅延すると、クレジットカードも使えなくなります。
しかし、最近ではネット通販など、クレジットカードで支払ができなければ、決済に困る時も多くなっています。
多くのネット通販では代引きがOKな店舗もあります。また、価格.comに出店しているお店では、クレジット払いの場合は、クレジット会社に手数料を支払わなくてはいけないため、逆に、代引きや現金払いにしか対応していないお店もあります。
それでも、本など、わずか1,000円~2,000円の買い物をするのに、わざわざ代引きや銀行振込をするのも手数料がかかって、もったいないですよね。
こんな時には、どうすればいいのでしょうか?
この記事では、クレジットカードが使えなくなった時の代わりの決済方法を書いています。
クレジットカードが使えなくなっても大丈夫!審査不要で誰でも作れるデビットカード!
デビットカードはご存知でしょうか?
日本では、それほど普及していないのですが、16ケタのカード番号があり、ほぼクレジットカードと同じように使えます。
デビットカードのメリット
クレジットカードが使えない人にとっては、以下の大きなメリットがあります。
審査不要で、誰でも持てる
原則、審査不要で、デビットカードを取り扱っている銀行では、ほとんどの場合、口座開設と同時に申し込み可能です。
ほとんどのお店やネット通販で利用可能
Amazonや楽天市場、Yahooショッピングなどのネット通販でも、もちろん利用可能です。クレジットカードの利用が止められてしまった方や個人再生・自己破産手続きによりクレジットカードが使えなくなってしまった方でも、すぐに、発行可能なカードです。
なお、個人再生や自己破産した方は、一般的には5年間はクレジットカードの再発行が無理と言われています。
使った金額がその場で分かる
利用した途端に決済となり、すぐに、利用金額がメールで通知されます。クレジットカードに比べてかなり無駄遣いが少なくなります。
家計簿との連携も可能
ほとんどの銀行でスマホ用アプリも開発しています。また、オンラインの家計簿ソフトとも連携できるので、これまで家計簿の記帳をギブアップした人でも無理なく家計簿の記帳が続けられます。
私の場合は、ジャパンネット銀行とオンライン家計簿ソフトZaimを連携させて、家計簿の管理をするようになりました。
そもそも債務整理を検討せざるを得なくなったのは、いわゆるマネーリテラシーが低かったのが最大の原因だと思っています。
まず、毎日、家計簿をつけてお金の管理をすることからマネーリテラシーを向上させたいと思っています。
デビットカードのデメリット
- 一括払いのみ有効
- 利用時に銀行口座から引き落とし
- 携帯電話本体の分割支払いなど、一部の店舗では利用不可
- 還元率がクレジットカードに比べて低い傾向にある
- 一部の高速道路やガソリンスタンドで使えない
一括払いのみ有効
クレジットカードの場合は、分割払いに対応しているケースがほとんどで、お店で支払うときに分割払いをお願いできます。
また、「あとからリボ」の場合は、商品を購入した後でも、毎月10,000円ずつ支払うといった分割払いに、変更することができます。ただし、デビットカードの場合は、金額の大小にかかわらず一括払いしかありません。
利用時に銀行口座から引き落とし
利用時に即、銀行口座から引き落としとなります。このため銀行口座残高以上に使えません。
携帯電話本体の分割支払いなど、一部の店舗では利用不可
携帯電話の機種変更の場合、通常は、本体代金の支払い(分割)と電話・通信料金のコミコミで請求が来ますが、デビットカード利用の場合は、本体代金の支払いは一括で請求される場合がほとんどです。
また、会員制システムの月謝支払やPaypalの決済でも使えない場合がありました。
一部の高速道路やガソリンスタンドで使えない
このため、多少は財布に現金を入れておく必要があります。
還元率がクレジットカードに比べて低い傾向にある
ゴールドカードなどでは還元率が1%以上のカードが増えてきています。これに比べるとデビットカードの還元率は一般的には低いです。
どのデビットカードがお得?
現在、多くの銀行がデビットカードを取り扱うようになっていますが、その中でもオススメのデビットカードをいくつか紹介します。
楽天銀行JCBデビットカード
楽天銀行が発行するデビットカードです。
VisaとJCBとどちらも選べるのですが、楽天銀行なら、断然JCBカードです。
こちらは年会費無料のうえ、100円につき、楽天スーパーポイントが1ポイントつきます。
通常、ゴールドカードでも還元率は1%ですから、デビットカードで1%もつくのは驚異的です。
さらに、楽天市場で買い物するときは、ポイントが2倍となります。
楽天でよく買い物をされるなら、断然、楽天JCBデビットカードです。
ちなみに、楽天Visaデビットカードの場合は、ゴールドカードで3,086円、通常カードで1,029円の年会費が発生します。
デビットカードの場合は、還元率が低くなる傾向にあると言いましたが、楽天銀行のJCBデビットカードなら、そのデメリットは、ありません。
ジャパンネット銀行(Visa)
こちらは、ファミリーマートのTポイントと連動したカードが選べます。
通常のショッピングでは、500円につきTポイントが1ポイントと還元率にすれば、0.2%と楽天に比べるとよくありません。
ただし、ファミリーマートで利用する場合は、200円につき2ポイント。さらに、ファミリーマートで火曜日と土曜日に利用する場合は、5ポイント貯まります。還元率にすれば、2.5%にもなります。
キャッシュバックモール経由でYahooショッピングやセブンネットショッピングを利用すれば、さらに、通常の0.2%に加えて、1%のポイントもプラスされ、1.2%の還元率となります。
また、他のTポイントとの合算も可能なので、ジャパンネット銀行のデビットカードを使うようになってから、よくTポイントが貯まるようになりました。
セブン銀行(JCB)
こちらは、セブンイレブンで買い物をする場合は1.5%、セブンネットショッピングやイトーヨーカ堂などその他の7&iグループで買い物をする場合は1.0%、通常ショッピングで0.5%のnanacoポイントが貯まります。こちらもセブンイレブンによく行かれる場合は、お得なカードです。
上記のどれにするかは、これまで貯めていたポイントやよく利用するお店を基準に選べばいいでしょう。
SONY銀行(Visa)
こちらは、本体がSONYなので、これまでのカードのようにお店のポイントがつくシステムではありません。
ただし、預金残高によるキャッシュバック率が大きいのが特徴です。
ステータス | キャッシュバック率 | 条件 |
プラチナ | 2.00% | 月末の外貨預金残高(円換算額)と投資信託残高が合計1,000万円以上 |
ゴールド | 1.5% | 月末の外貨預金残高(円換算額)と投資信託残高が合計500万円以上~1,000万円未満 |
シルバー | 1.0% | 月末の総残高合計300万円以上、または、「外貨預金か、投資信託積立プランの積立購入」月間合計額5万円以上 |
ステータスなし | 0.5% |
債務整理を検討している人にとっては、しばらく関係のない数字ですが、2%の還元率といえば、ダイナースクラブプレミアム会員の還元率に匹敵するような高い数字です。
各種専用プリペイド型カード
クレジットカードに比べれば、相当無駄遣いが減ると言われるデビットカードですが、それでも、できるだけ現金で管理したいという人もいるでしょう。
その場合には楽天やAmazonなどのプリペイド型カードを利用しましょう。
コンビニに行けば、3,000円程度で販売されていますので、最低限必要な金額だけ購入すれば、無駄遣いになりません。
特に、Amazonは2017年4月24日の発行分以降カードの有効期限を10年間に延長しましたので、これなら失効する心配もまずないでしょう。
一方、楽天ポイントギフトカードにより獲得される楽天スーパーポイントの有効期間は、このカードが有効化された日から6ヶ月間です。コンビニのレジを通るとカードは有効化されますので注意が必要です。
その他手数料のかからない方法
他にはVプリカというVisaが発行しているプリペイドカードもあります。
こちらも16ケタのカード番号がついており、クレジットカード感覚で利用できるのですが、発行手数料が200円発生しますので、少額の買い物ではオススメできません。
それよりもネット通販であれば、セブンネットショッピングを利用する方法もあります。まだまだ、品ぞろえは少ないのですが、こちらであれば、代引きとは違って、商品が店舗に配達された時点で、店舗で現金払いが可能です。送料も代引き手数料も発生しませんし、nanacoポイントも貯まります。